鍼灸・スポーツメディシン ティートリート 一般治療



症状別治療法

腰痛症とは

レントゲン検査や血液検査などで異常が見当たらず、原因を特定できずに腰に痛みがあるものを腰痛症といいます。腰痛の50%以上が原因を特定できないと言われています。
ここではこれら原因を特定できない腰痛症について当院における治療方法についてご説明いたします。

筋緊張・痛みの軽減

痛みのある部位、その周囲の筋緊張が強くなっている部位の緊張を緩和します。
一般的な腰痛症では、脊柱起立筋群・臀部筋(大・中・小殿筋)・ハムストリングスといった筋群が緊張していることが多いのでこれらの筋群を中心に筋緊張緩和目的の治療をします。
治療には鍼を使用し、緊張により血流が阻害され、老廃物が溜まり痛みの原因となっている筋群へアプローチします。鍼を刺すことで血流が改善され、溜まった老廃物が排出され筋緊張が緩和されます。

骨格へのアプローチ

疼痛により筋緊張が進行した結果、骨(骨格)のゆがみが生じます。筋緊張を緩和するのみでもこのゆがみは緩和されることがありますが、脊椎のアライメント(配列)を正しい位置に修正します。
腰痛症の場合は骨盤のアライメントが崩れ、足の長さに変化が出ます。これらのアライメントの調整をします。
また、筋緊張期間が長くなればなるほど関節の動きが悪くなります。車のハンドルには遊びがあり、実際の動きとは関係ない部分が存在します。人間の関節にも同様に多少の遊びが本来はあるのですが、関節周囲の緊張によりこれらの遊びがなくなり、痛みの原因となっていることがあります。
これらの遊びを戻すためにAKAというテクニックを使い、関節本来の動きを取り戻します。

以上のアプローチ(筋緊張緩和・ゆがみの矯正・関節の遊び)をすることで80%近くの患者さんは痛みや違和感が軽減されます。
しかし、約20%の患者さんには変化が見られないことがあります。
そのような場合には東洋医学的な考え方に基づいて治療を進めていきます。

東洋医学的治療

人間には12の気の流れ(経絡)が存在するといわれています。
「痛み」があるときは、いずれかの経絡に気の乱れが生じ、症状として「痛み」が出現すると考えられています。
気の乱れが生じている経絡を見つけ出し、気の流れをスムーズにすると多くの場合、即座に痛みが改善されます。
腰痛症では太陽膀胱経や陽明胃経という経絡に、乱れが生じることが多いのでそれらの経絡の気の流れをスムーズにします。

セルフコンディショニング

腰痛の多くは自分でストレッチや体操をすることで予防することが可能です。
痛みが強いときなどは、治療を受け痛みを軽減することが大切ですが、日頃のセルフコンディショニングを行うことで、多くの腰痛症を予防することができます。
ストレッチ、腰痛体操、腹筋運動などを正しい姿勢で習慣的に行えるように指導していきます。