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2019.11.26

成長期に多いケガ①

オスグット
(病態)
オスグット・シュラッター病は、10歳代前半の脛骨粗面部に疼痛と腫脹を生じ、まだ骨が柔らかい男児に多い。
ランニングや階段の昇降など、大腿四頭筋を強く収縮させる動作に、付着部である脛骨粗面に限局して疼痛が認める。症状が進行するにつれて脛骨粗面部の膨隆は著しくなり、骨が硬くなり変形する事もある。

(治療例)
1、 腫れ・痛みの解消
局所を安静とした保存療法が適応となる。
炎症・腫れを抑えるためアイシングや損傷組織の修復のため電気療法を進めていく

2、 歪みの修正
大腿四頭筋(特に中央〜外側)にかけて筋肉の緊張があり、ジャンプなどの着地の際、股関節〜膝関節にかけて正しい動作ができておらず、脛骨粗面部にストレスがたまり痛みに変わったと評価し、股関節・膝関節のアライメント修正を進めた。

3、 筋肉などの強化
太ももの前後のバランス(H/Q)を中心としたトレーニングや大臀筋のトレーニング

4、 正しい動作の習得
リアラインインソールを装着し、膝のアライメントを補正。リアラインレックプレス、シューズにて理想的な動きを獲得。
プレイ中の痛みの原因を見つけ出し指導管理

5、 メンテナンス
リアラインシューズを中心とした運動療法、筋肉の緊張とるために電気療法を週1回