前回『成長痛とは?』という内容をブログで上げましたが、その最後にこんな言葉を書きました。
『一番怖いのは、本当は成長痛ではないのに成長痛だろうと判断し、他の疾患を見逃してしまう事です。』
それでは、
と思われた方もいると思います。
なので今回はその疾患について解説したいと思います!
主に成長痛と間違えられやすいものとして代表的なのは、成長期に起こるスポーツ障害があげられ、有名なものだとオスグッドシュラッター病や野球肘といわれるもので、『成長期特有のスポーツ障害』のことを言います。
なので、成長痛とは違い明らかに臨床所見や原因があり、対処法・治療法があります。
それでは、なぜ成長期に骨端軟骨障害が起こるのかを説明していきます。
成長期にはまず骨が成長し、筋肉がそれを追いかけるように身体が作られていきます。
この時期の骨は、骨端軟骨(成長軟骨)が存在し骨の長さの成長を司っています。成長とともに骨端軟骨の中心に骨(骨端核)ができ、次第に骨端全体が骨となり、骨端線が消失して、骨幹端部とつながって大人の骨となります。
そのため、骨、関節は成人と違って構造的に弱く、強いけん引力や圧迫が繰り返し働くと、傷ついたり変形したりして障害が生じやすいのが特徴です。
個人差はありますが、女子では10歳頃から、男子では11歳頃から成長が 早くなりますので、出来るだけ早く筋肉の柔軟性を獲得しておくことが大切なのです。
治療法や各疾患の細かい説明は当院のHPの『施術について』の『部位別の治療』に詳しく掲載しています。
是非ご参考にしてみて下さい!
最後にもう一度言いますが、成長痛だろうと経験則で判断せず一度当院に相談してみて下さい!