足関節捻挫
捻挫
足関節捻挫とは」
足首を『くじいた』『捻った』『踏み外した』などの原因により
骨と骨の間(関節)に急激な捻れが起こり、関節周辺の関節包や靭帯を損傷する事をいいます。
治療法
①患部の腫れ・痛みを抑えるためにRICE処置を徹底的に行います。更に当院では腫れと痛みを早く取り除くための治療を行います。
②痛みや固定により、しばらく動かさなかった足首の動きを出すために関節の可動性(ROM)をだす訓練をします。また、この訓練が患部の浮腫みを取り除く事にもつながります。
③炎症反応・腫れが治まってきたら、足首に付随する筋肉の強化(筋肉トレーニング)を開始します。
④痛みや固定により鈍っている筋肉と神経の感覚を回復させるためバランストレーニングを行います。
⑤患者様のADLや競技に応じて更にリハビリを進めていきます。
セルフケア
患部の腫れと炎症を最小限に抑えるためにRICE処置・固定を行います。
(損傷の度合い必要に応じ松葉杖歩行(免加)を支持します)
その他
捻挫は骨に異常がないと判断されると「たかが捻挫」と軽視される傾向にあり、かえって骨折と比べ捻挫のほうが障害を残す事が多くあります。
しっかりとした処置を行わないと捻挫を繰り返す支持性の劣った不安定な関節になってしまいます。また、足首は地面との荷重面として体重を支える重要な関節であり、更に重力も重なる事で簡単に腫れあがる関節です。
軽視せず早めの受診をお勧めします。